【Kindle版セール中】資本主義から価値主義へ 「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」書評

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「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」佐藤航陽(著)
という本を読みました。今の経済、そしてこれからの経済がどのように変わっていくのかを勉強できる良い本です。本の内容を引用したり、自分の考えたことを書いていきます。
 
 
2018.2.17現在で、Kindle版でセール中ですので、半額で読めますよ!
 

資本主義から価値主義へ

 
今後は可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に変わっていくことが予想できます。
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」佐藤航陽(著)より引用
 
 
いくつか例をあげると。
 
①ユーチューバーの
最近ユーチューバーの勢いがすごいですよね。ヒカキンさん、ヒカルさんなどは登録者数が100万人以上はいます。彼らは、ひたすら視聴者が見てて面白いということをやっていますよね。面白いという価値を提供し続けている。それによって、とんでもない影響力をもっています。動画には広告が流れますから、それが彼らの収入になります。
 
 
②フェイスブックが買収したワッツアップという企業
本の中に年商20億円しかないワッツアップという企業を2兆円で買収したという話がありました。これはなぜかわかりますか?
 
答えは、ワッツアップという企業はLINEと同じようなコミュニケーションアプリを提供していますが、世界ですでに4億人という人が使っていたのです。
 
その気になれば、いつでもお金に変えられるようなコミュニケーションインフラを持っていたということなんですね。
 
金融的には年商20億円でも、4億人を考慮にいれると、マークザッカーバーグは何千億円も稼ぐことができると考えたのだと推測します。
 
 
 
 
 
③Googleが買収したディープマインド社
今、世間では人工知能ブームが来ていますよね。
Googleも人工知能の競争のために、人工知能を扱う企業を買収したのですが、社員が数十人の会社に当時のレートで約420億円で買収しました。
売上とかではなく、その会社にいる人の才能だけを見てこれだけの価値があると判断されたわけですね。
 
 
ということは、現状お金という価値になっていなくても、価値に変えられる何かを持っていれば、それはいつでもお金に変えることができるということになりますよね。
上に書いた例は、極端なすごい例です。
 
 
 
今後の生き方としては、どれだけ自分自身に価値をつけていけるかが鍵になってくるでしょう。
 
 

「価値」の3分類

 
私たちが普段「価値」という言葉を使う時には、色々な意味が混ざり合って含まれています。実際は、世の中で使われている価値という言葉は3つに分類されます。それは、①有用性としての価値、②内面的な価値、③社会的な価値、の3つです。
「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」佐藤航陽(著)より引用
 
①有用性としての価値
〜が役に立つ。これをすると儲けることができる。
このパソコンを使えば、仕事が早く終わるとか。この会社に頼めば、他よりも安く仕事をしてくれる。とか常にお金を意識した価値と言えると思います。
 
 
②内面的な価値
嬉しい、悲しい、といった感情や、きれいな景色を大切な人と見ることで、幸せだと感じたり、かわいい赤ちゃんの笑顔を見て、なんてかけがえのないものなんだろうと感じたりすることですね。
 
一見お金には縁がなさそうな価値に見えます。
 
 
③社会的な価値
発展途上国に学校を作ったり、砂漠に木を植えたり、
社会が、人類が持続的に発展できるように行動するような価値のことですね。
 
これも損しかしないじゃないかと思う。
基本的にお金を生み出すものではないと思いますよね。
 
 

資本主義の弱点を補う

 
今まで、資本主義社会は先ほど書いた①有用性としての価値だけを追い求めてきました。
社会主義とか共産主義とかいろいろな経済社会を人類は試してきましたが、
どれもうまくいきませんでした。
 
資本主義が一番優れているわけではなくて、社会主義や共産主義よりはうまくいったという方が正しいです。
 
でも、資本主義にも弱点があって、資本主義社会は資本(=お金)を持っている人に力が集まってしまうことですね。
 
その結果として、経済格差は世界でとんでもないことになっていますよね。
お金のある人には、どんどん集まるようになっていますし、努力すればお金を稼ぐことはできますが、生まれた国や地域によっては、いくら懸命に働いても雀の涙ほどのお金しか稼げないこともあります。
 
 
資本主義社会に生きる私たちは、常にお金のことを考えています。年収がどうだとか、給料があがらないとか、スーパーに買い物に行って野菜が高いとか、芸能人の3億円の豪邸が気になるとか、です。
 
 
私もお金のことばかり気にして生きていることが寂しく感じることがあります。
それは、お金は本来は価値を交換するための手段であったのに、その手段を必死に増やそうとしているところが寂しく感じるのかもしれません。
 
 
以上のことからも、資本主義にも弱点はありますね。
 
そんな中で、②内面的な価値、③社会的な価値は、お金になったり、儲かる、稼げるといったイメージはないですよね。
 
でも、とてつもなくいいね!と感じることがあります。
 
例えば、スポーツ選手の演技に感動したり、音楽を聞いて感動したり、人と話すことで励まされたり、勇気をもらえたりすることがあります。
 
メジャーリーガーのイチロー選手のストイックな練習への取り組み方をみて、自分も心を引き締めようとか、物事に真摯に取り組むことの大事さを学んだりしますよね。
 
 

内面的な価値がお金に変わる

 
今の時代は、インターネットが普及し、どんな人でも影響力を持つことができます。
ユーチューバー、ブロガー、などの人気のある人達は、芸能人でも、政治家でもありませんし、我々と変わらない一般の人々です。
 
彼らは、何を発信しているか?
面白さだったり、勉強になることだったり、人生にためになることだったり、基本的には無料で発信していますよね。
 
いろいろ見ていくと、だんだんその人のことが好きになるし、どんな人なのか気になるし、次の動画なり、記事なりを楽しみにしてしまいます。
 
好きになった人が紹介する商品や、読んだ本とか欲しくなりますよね。
それが広告になるとその人にお金が入ります。
内面的な価値がお金に変わった瞬間ですね。
 
 

評価経済の落とし穴について

 
本の中で、こういった内面的な価値をお金に変えていくことについて、行き過ぎると資本主義みたいな形で、悪い方へいってしまうとありました。
 
それは、ユーチューブやブログやツイッターなどで、いいねの数や、登録者数などを増やすことが目的になって、炎上するようなことをしたり、誰かを傷つけてしまうことで、アクセス数を稼ぐことをするかもしれません。
 
内面的な価値も、いいねやアクセス数、登録者数などで可視化されるようになりましたが、それは完璧なものではないことは肝に命じておきたいです。
 
 
 
 
 
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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンとして10年間を過ごし、自分の人生を生きていないことに気付く。さらに無知の知に気付き、学びが圧倒的に足りないことに気付く。自分の人生を取り戻すために、本を読みまくり、音声を聞きまくり、自分が知らないことを吸収する毎日を過ごす。得られた知識、学びを価値のある情報にして発信することを現在の活動としています。とんでもないところにいくために、小さな1歩を積み重ねる。死ぬまで勉強と実践。