イシューからはじめよ − 知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人(著)を読んだ書評

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イシューからはじめよ − 知的生産の「シンプルな本質」 という本を読みましたので、本文を引用しながら、自分の思ったことを書いていきます。
この本は、会社や研究などで何かを企画をしたり、何かしらの答えを出すような仕事をしている人にはぜひ読んでほしいと思います。
 

イシューとは何か

①2つ以上の集団の間で決着のついていない問題
②根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題
イシューからはじめよ − 知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人(著)より引用
 
イシューとは上記の2つを満たすものとして、本書に記載がありました。
私なりに解釈すると、真っ先に取り組まなければならない一番重要な問題や課題や調査内容というふうに読み取りました。
 
また、イシューとは必ず答えがでるものであると書かれていました。
この答えが出るものというのが、どんなに核心にせまるような問題であっても、答えが出せないものは意味がない。ということです。
 
 

悩むことと考えることの違い

 
「悩む 」 = 「答えが出ない 」という前提のもとに 、 「考えるフリ 」をすること
 「考える 」 = 「答えが出る 」という前提のもとに 、建設的に考えを組み立てること
 
イシューからはじめよ − 知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人(著)より引用
 
私も自分を振り返ってみると、この悩むということをよくしていました。
私なりに解釈すると「悩む」というのは、思考停止状態になっていると言えます。そして、自分ではうすうす気づいていて、このままじゃ絶対何も解決しないだろうなという感覚です。
このどうにもならない感覚だけはよくわかっているんですが、なかなか次に何をしていいかがわからず、思考停止してるんですよね。
 
最近では、こういった本を読むことで、自分自体は全く大したことない、取るにたらない存在であるということを自覚して、この考えは自虐的になっているわけではなく、どんな人にもそれは言えることだと思っています。自分一人の力には限度があるということです。
 
だから、私はもう自分の力ではどうしようもない場合には、人に話しを聞きにいったり、相談したりして、少しでも打開策が見出せるように心がけています。
 
こうして、話しを聞くことや相談することで、考える元となる情報を手に入れるわけですね。その情報をどんどん育てていく、成長させていく。この成長させていくことによって、また疑問も出て来ますし、自分で解決できるのでればいいですが、そうでなければまた話を聞いて、どんどん解決していくようにしています。
 
サイクルをまわして、一度いいものはできない。何度もサイクルを回していいものをつくっていくイメージですね。
 
とにかく自分ではどうしようもないことは、人に話しを聞く。相談するというのが一番いいです。変なプライドは私は持たないようにしています。仕事が進まなければ、私の存在価値はないですからね。
 

踏み込んではならない犬の道(本書より引用)

本書では、どうすれば価値のある仕事ができるのかということについて、イシュー度の高さと解の質の二つを掛け合わせて、二つとも高いレベルにあるものが、最も価値のある仕事だということを言っています。
 
イシュー度の高さとは、今最も取り組まなければならない問題、最も核心にせまる問題であるかどうかの度合いです。そして、解の質は、その問題をどのくらいの確からしさを持っているかということです。
 
イシュー度が高くても解の質が低ければ、目の付けどころはいいけれど、根拠が示せず、結局は使えないものになってしまう。
 
また反対に解の質が高く、イシュー度が低いと、根拠のある解となっているが、核心に迫る問題ではないため、こちらも結局は使えないものになってしまう。
 
見出しで、犬の道と書きましたが、これは作業量にものをいわせて、イシューを高めるようなことを決してしてはいけないということです。
 
つまり本のタイトルである「イシューから始めよ」がまさに、この犬の道に踏み込んではならないということになります。
最も核心に迫る問題、今一番取り組む必要がある問題、最もインパクトのある問題などをまず、決めることから始めることです。
 
とりあえず、これをたくさん調べればいいとか、とりあえずこれをやればいいのではないかという考えだと、本当に答えがほしいものが得られません。
 
それは、時間が有限であり、なんでもかんでも問題に取り組むことはできないからです。
 
私も会社員として働き始めたときは、まさにこの犬の道をやっていたと思います。とにかくたくさん調べたり、とにかくいろんな情報を集めて、仕事をしようとしていました。
本当は今、取り組まなければならない仕事やプロジェクトとして一番ほしい答えというものがあったわけですが、それを考えられずに仕事を進めてしまっていました。結果としては、上司の承認が得られなかったり、とても遠回りをして仕事をしていました。とても時間を浪費していましたし、無駄なことをたくさんしていたなと今では思います。
残業をたくさんして、自分はがんばっているなと思っていましたが、それは大きな間違いであったと今では言えます。
 

まとめ

最後に簡単にまとめると、答えが出せるもので、最もインパクトのある問題、核心にせまった問題、に対して一番に取り組むことが最も重要であるということです。
 
私自身も犬の道に踏み込まないように、仕事をするように心がけます。
 
 
 
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ABOUTこの記事をかいた人

サラリーマンとして10年間を過ごし、自分の人生を生きていないことに気付く。さらに無知の知に気付き、学びが圧倒的に足りないことに気付く。自分の人生を取り戻すために、本を読みまくり、音声を聞きまくり、自分が知らないことを吸収する毎日を過ごす。得られた知識、学びを価値のある情報にして発信することを現在の活動としています。とんでもないところにいくために、小さな1歩を積み重ねる。死ぬまで勉強と実践。